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長年、私の中では母との温度差を感じていた

 

 

頭の上から、指示をする母
それが、私には苦痛でならない

 


私の気持ちなんてそっちのけで
指示・命令でロボットみたいに冷たい感じだと思っていた

 

 

 

しかし、今日の母は違っていた
歳を取り、体の自由や、体力の衰えを感じる中
ぼそっと…

 

 

 

私は、もう逝ってもいいのよ
○○さんには←旦那さんのことを言う
とても感謝をしている

 

 


こんな、体の弱い子と結婚してくれて
本当に感謝をしている
世の中は、学歴や、
きれいな人と結婚したい、させたいと親は願う
丈夫であり、孫を当然求めるのよ

 

 

 

でも、それすら出来ないあなたを、大切にしてくれて…
だから、母として思い残すことはないのよ…

 

 


母は、こんな私を産んだことで
母として、心を痛めていたのね
痛めているけれど、
育てなければならない使命感と重圧と…
押しつぶされそうな気持ちを抱きながら
日々を送る毎日

 

 


不器用な母なりの愛情が今ならわかる

 

 

 

もう、いいのよ…
あなたに何もしてあげることが出来なくて
ごめんなさいね

 

 

 

私は、毎日いじめられ、罵声を浴びせられ
ここからいなくなることを考え続けた
それでも、実行しなかったのは
いつも通りの家があったからだ
当然、何かあるだろうとわかっていても
それに、触れることなく
食事があり、スキンシップもあり
何気ない時間が私の決心を揺るがすのだ

 

 


学校に行けば死ぬ思いでも
家に帰れば安心する場所
その繰り返しで生きのびた
生きなければいけないと思った

 

 


今思う
母への恩返しはこれから始まる