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この記事を目にし、書かずにはいられなかった。

  http://m.huffpost.com/jp/entry/15129656?ncid=fcbklnkjphpmg00000001

 

私の知り合いに、生理が来なくて10代から婦人科に通院していた。
多感な中学生の頃からだ
彼女はその原因を知りたくて助産師になった。

 

 

ある意味、自身が人体実験をするかのように

 

 

体の仕組みや神秘的な構造を学び
自分には出来ない命の尊さを
この手で感じる職業をあえて選んでいる。

 

 

そのことを知ったのは
私が、30代、婦人科の臓器を全て摘出した時だった。

 

 

彼女は黙って、ただ、黙っていた。
すすり泣く私の横でただ黙っていた。
何も言わなかったけれど
「人生は、未来は明るいものよ」
と、言われているようだった。

 

面会時間が終わり
就寝の支度をしながら
入院中は可もなく不可もない
お笑い番組を
消灯の合図までなんとなく見ていた。

 

 

夜も更けるころ
布団をかぶり
散々泣きはらした入院生活。

 

 

彼女が言う
それでも、未来は明るいものだと信じて
今日まで生きてみた。

 

 

実子はいなくとも
幸せと感じる日々
私も、いろんな人の支えによって
今を生きている。